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診療内容
当科は主に糖尿病、甲状腺疾患、その他のホルモン関連疾患、痛風などの診療を担当しています。世間では生活習慣病といわれているかもしれませんが、かならずしも本人の生活に問題があって発症するとはかぎりません。もってうまれた体質が病気の発症にはおおきくかかわります。だから、たとえば糖尿病についての当科の治療ポリシーはこんな具合です。
校則じゃあるまいし:上から目線の指導をしません
患者様一人ひとりに人生があり、患者様一人一人の糖尿病の状態は異なります。患者様が糖尿病の治療で困っておられることを丁寧に問題解決するお手伝いをしていくことを目標としております。
患者様の気づき:一歩をふみだそう
そのためにささやかなことであってもまず一歩を踏み出すお手伝いをしたいと思っております。生活の改善は患者様ご自身がハッと気づかれることから始まります。その患者様のはっとした気づきは、医者や看護師や栄養士との対話の中でひらめかれることが多いのです。
雑談力と対話力:回り道はよいこと
意外かもしれませんが雑談こそが糖尿病治療の中心です。この薬あるいはこのインスリン注射で行けると患者様も主治医も確信できる、そんな治療に到達するために色々回り道もしないといけないかもしれません。回り道であっても結局は納得への近道であることも多いです。焦らずゆっくり治療をして行きましょう。
絶対の基準なんてない:個別化医療
ですから一律に目標HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を決めてしまうことは致しません。 元のHbA1cが13%だった方が仮に12%に下がったとしたら、それだけでも糖尿病の合併症の起こる確率は30%減っているのです。12%という数字そのものを一人歩きさせてしまうと、こんな数字だったらとんでもないことが起きるという結論になってしまいますが、患者様の長い治療経過の中でとらえるならば、これは治療の一歩を踏み出されたこととなります。やらないよりは治療をする方がずっと良いことです。そして一番大切なことはやめてしまわない事です。山あり谷あり、晴れの日もあれば雨の日もある、それが血糖管理のみちだと思います。
この手がダメでもあの手があるさ
20年ぐらいまえに担当していた患者様がこんなことをおっしゃいました。「わたしは、かならずこの病気から治ると思っている。ただ、普通の治り方だけはしたくないだけや」さすが大阪! 実際、糖尿病の管理は医学の理屈どおりにはいかないところがあって、主治医もびっくりの薬の組み合わせがものすごく有効だったりとか、不思議なことでいっぱいです。ただありがたいことに、糖尿病の関連では数年から10年ごとに新薬が登場してくるので、今うまくいっていない患者様でももしかしたら新しい薬ならうまくいくかもしれないのです。
お遍路さんの編み笠には同行二人と書かれております。患者様と主治医の同行二人で長い長い血糖管理を一歩ずつ進んで行きませんか。
担当医師
内分泌代謝内科科長:加藤 星河(かとう せいか)
卒業年 | 京都大学 昭和62年 |
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所属学会等 | 日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本糖尿病学会研修病指導医 |
内分泌代謝内科部長:田中 永昭(たなか ながあき)
卒業年 | 大阪市立大学 平成12年 |
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所属学会等 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本糖尿病学会認定専門医・研修指導医・評議員、日本内分泌学会認定専門医・研修指導医・評議員、日本病態栄養学会認定専門医・研修指導医、日本糖尿病合併症学会、日本臨床スポーツ医学会、アジア糖尿病学会(AASD) |