循環器内科
循環器内科サブスペシャリティーコース
急性心筋梗塞や急性心不全はもちろんのこと、重症敗血症などの重症集中治療が必要な疾患も循環器内科が対応しており、重症疾患では救急外来から集中治療、運動処方などの退院まで一連の完結型対応として経験します。
循環器疾患のみでなく救急外来から入院した希少な内科疾患の担当も行い、総合診療内科の考え方も一貫して学びます。
内科専攻医の取得条件を満たすだけでなく、シームレスに循環器専門医への取得条件や経験症例を満たすことが出来るように専攻医間で調整をしています。
内科疾患の経験症例数は必要に応じて協力病院と連携して、全専攻医が取得条件を満たすことが出来ます。
特に循環器内科専攻医として、実際に身体を使い、手を動かしながら学び、CAGやPCI、ペースメーカー挿入に関してもメインオペレーターとして専攻医が多くの症例を経験することが出来ます。
ACSのカテーテル治療では、全PCI数の6割以上を占めており、救急疾患に自信と責任をもって望むことが出来ます。
研修内容
3年間の研修で内科と循環器疾患の一般的な管理、集中治療領域での管理、一般的な内科ER疾患の初期診断と治療が出来ることを目指します。
基本的には循環器内科の所属となり、通年で循環器疾患一般管理、ER救急、集中治療を主治医としてスタッフと相談しながら行います。
定期カンファレンス・勉強会など
朝カンファ:平日毎日
研修医レクチャー:1回/週
循環器カンファ:1回/週
カテーテルカンファ:平日毎日
CCUカンファ:平日毎日
循環器内科 週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
8:00 | 勉強会(有志) | ||||
8:40 | 朝カンファ | 朝カンファ | 朝カンファ | 朝カンファ | 朝カンファ |
午前 | 救急外来診療 | 心カテ検査/治療 | 心筋シンチ 生理機能検査 |
CCU/HCU管理 心カテ検査/治療 |
総合診療料 初診外来 |
午後 | 循環器内科 定期外来 |
心リハ/運動負荷 経食心エコー |
病棟業務 心カテ検査/治療 |
病棟業務 | 救急外来診療 |
16:00 | 専門医カンファ | 専門医カンファ | 専門医カンファ | 専門医カンファ | 専門医カンファ |
16:45 | 重症症例/カテカンファ | 重症症例/カテカンファ | 重症症例/カテカンファ | カテカンファ 循環器勉強会 |
重症症例/カテカンファ |
一般的な循環器内科の知識や経験、手技を幅広く身に着けることで循環器専門医取得を目指します。
各人の希望や適正に合わせて個別に適宜面談を行うことでプログラム調整を行います。
専攻医は手技を優先的に経験しながら、カンファレンスを含めて循環器内科の考え方も学びます。
国内留学・海外留学
希望に応じては院内での心臓外科の見学や内科他科への研修を調整することも可能です。また、国家公務員共済組合連合での国内交換留学制度を用いることにより、希望があれば他院での内科や救急の研修を行うことも可能です。
スタッフでは海外留学を経験している医師も複数在籍しており、将来の海外留学へのプランの相談に乗ることも可能です。
国内・海外学会発表
症例が豊富であるため、珍しい循環器疾患や内科疾患に触れることも多くあります。そのため、専攻医1年目では症例報告を中心に地方会や地域の研究会等で発表する機会があります。
当院では豊富な症例があり、様々なデータを蓄積しています。そのデータを用いて、診療に多少慣れた専攻医2年目以降では日本循環器学会での発表や希望者は海外学会での発表を経験することが出来ます。
自ら疑問に思ったことや興味のあることを自由に学べる環境があり、スタッフからの指導体制も十分に用意されています。専攻医では日本循環器学会総会での発表をはじめとして海外での発表をサポートしながら目標とします。