院長あいさつ

病院長 木村 剛
皆様、新年明けましておめでとうございます。
 令和4年4月に病院長として枚方公済病院に着任しはや1年9ヵ月が経過し新年を迎えました。3年以上の長期間に渡って猛威を振るったコロナもようやく下火になって、今年は通常診療に全力投球する年になろうかと思います。
 枚方公済病院は職員の医療に対する姿勢が非常に真摯で、患者さん本位の医療を推進している素晴らしい病院です。これまで枚方公済病院を発展させてきた最大の要因は救急医療であり、救急医療が枚方公済病院の最も重要な役割であることは今後も変わりません。
 一方で枚方公済病院はまだまだ足りないところの多い、発展途上の病院です。当院周辺の枚方市東部、交野市、寝屋川市は医療需要の非常に大きな地域です。当院では呼吸器内科、呼吸器外科、脳神経外科の常勤医が不在ですが、このやり甲斐のある病院、医療需要の非常に大きな地域で一旗上げようという専門医の先生がおられましたら、是非、お声掛け下さい。病院全体で全面的にバックアップいたします。
 313 床の中規模病院であり「選択と集中」は重要ですが、脳卒中救急や肺癌診療など現在対応出来ない疾患へ診療の間口を拡げ、救急対応をさらに活発にし、診療科の守備範囲をより高度な医療へ拡げると同時に、診療の質をさらに高め、「大抵のことにはしっかり対応出来る病院」として、北河内医療圏の基幹病院の立ち位置で地域を守って行きたいと願っております。地域からの「信頼」をますます強固にすることが枚方公済病院の最大のミッションであり、そのために日々の診療の中で地道な努力を継続する所存です。
 

令和6年1月1日 病院長 木村 剛