上肢スポーツ外来

なかなか治らない肩の痛みでお困りではありませんか?

  • とくに身に覚えがないのに肩の痛みが始まった

  • 駐車チケットが取れない
  • 手が頭に届かなくなった
  • 着替えるときに腕が背中に回せない
  • 夜寝るときに肩がうずいて目が醒めてしまう

などの症状があれば四十肩を疑います。医学的には凍結肩といいますが、中には腱板断裂や変形性肩関節症などが隠れていることもあり、長引く症状の場合は注意が必要です。
また、スポーツによって発生する肩の疼痛には関節唇損傷や腱板損傷などが隠れていることもあり的確な診断と治療が大切になります。

当外来で扱う肩・肘関節疾患

  • 四十肩(凍結肩) ・腱板損傷  ・腱板断裂関節症
  • 変形性肩関節症 ・肩インピンジメント症候群 ・リウマチ肩
  • 投球障害肩などのスポーツ疾患 ・肩関節脱臼(反復性) ・肩不安定性
  • 野球肘 ・テニス肘 ・変形性肘関節症  など

当外来では症状に応じて診察やエコー、MRIなどの画像検査などを組み合わせて肩・肘の痛みを診断していきます。

原因がはっきりとわかれば根本に対する治療をおこないます。

肩痛が起こる仕組みを患者さまにご理解していただくことが一番重要ですので、外来でわかりやすく説明を行います。そのうえで日常注意することや、やったほうが良い運動などを覚えていただき、希望に応じて運動器リハビリテーションを行います。

疼痛が強いときは鎮痛薬の内服や、エコーガイド下の肩関節注射などをあわせて行い早期の治癒につながるように治療をおこないます。

このようなリハビリや薬物などの治療(保存療法)を数ヶ月行っても痛みが良くならない場合に限り、手術治療を提案しております。

下に、一例として肩腱板断裂に対して関節鏡を使用した腱板修復手術を行っている画像をあげます。


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清潔な部屋でモニターを見ながら
内視鏡を操作して手術を行います

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肩関節の前や後ろに、5 - 6か所の1cm未満の小さな傷ができます。
従来の切開する手術と比べて小さな負担で可能です。

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関節鏡で腱板断裂を外側からみた画像です。
上腕骨から腱板が剥がれるように断裂しています。

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糸付きスクリュー(アンカー)で上腕骨に腱板を押さえつけるように修復します。
手術時間は1~2時間前後です。

術後は肩装具を1ヶ月前後つけて安静にしていただきます。

腱板断裂の手術だけではなく

  • 肩反復性脱臼に対する鏡視下バンカート修復術、鏡視下烏口突起移行術
  • スポーツ障害肩に対する鏡視下関節唇修復術
  • 凍結肩に対する鏡視下拘縮解離術
  • 野球肘に対する鏡視下手術、モザイクプラスティ

なども関節鏡を使用して小さな体への負担で行っています。

腱板断裂が重症化して肩が自力で挙げられなくなった方には、近年日本でも治療数が増えてきている リバース型人工肩関節置換術も術後リハビリも含めて当院で行うことが可能です。

肩や肘の痛みで困っておられる方は、相談でも受け付けておりますので 気軽に一度お越しください!

上肢スポーツ外来 担当表

完全予約制

9:00~11:30

          米田 慎吾          

担当医師

整形外科副部長:米田 真悟(よねた しんご)

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卒業年 滋賀医科大学 平成19年卒
所属学会等 日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本肩関節学会、日本スポーツ医学会、日本骨折治療学会

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