令和3年度 国家公務員共済組合連合会 枚方公済病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 50 100 114 278 555 937 2,428 2,064 630
当院は北河内医療圏の急性期病院として一般・救急医療を担い、幅広い年齢の診療を行っています。60歳以上の患者さんの割合は84.6%にのぼり、地域社会の高齢化を反映しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし 164 23.41 20.57 9.76% 85.26
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上)手術・処置等2なし 40 21.70 19.22 7.50% 81.58
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症なし 37 19.59 13.14 2.70% 82.00
010060x0990001 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満)なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし副傷病なし 33 3.30 6.28 0.00% 69.06
010060x2990001 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし副傷病なし 25 3.72 6.13 4.00% 74.20
誤嚥性肺炎が最も多く、患者さんの平均年齢も85歳以上と非常に高くなっています。他職種と連携、協力し嚥下訓練を積極的に行い、症状の改善・再発予防を図っています。総合内科として幅広い疾患に携わっています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー手術・処置等2:4あり 10 11.50 16.11 0.00% 60.20
010090xxxxx0xx 多発性硬化症手術・処置等2なし - - 14.19 - -
010090xxxxx2xx 多発性硬化症手術・処置等2:2あり - - 36.11 - -
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 19.21 - -
010060x2990420 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病2あり発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 31.04 - -
脳や脊髄、神経、筋肉の病気を診ています。頭痛、脳卒中、てんかん、パーキンソン病などが代表的な病気です。
診断のためには、電気生理学検査(脳波、神経電動検査、針筋電図、誘発電位等)、画像診断(MRI・MRA、CT、脳血流シンチグラム等)を行います。眼瞼痙攣・片側顔面痙攣・上肢痙縮等を対象としたボツリヌス毒素治療、神経免疫疾患に対するガンマグロブリンなどの免疫治療も行っています。(表にある最も多い疾患です)
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 595 2.15 2.65 0.00% 68.84 ポリペク(1泊2日入院)
ポリペク(2泊3日入院)
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患なし 56 8.18 7.70 1.79% 64.80
060190xx99x0xx 虚血性腸炎なし手術・処置等2なし 50 7.84 8.74 0.00% 71.04
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎手術・処置等2なし 38 6.53 7.50 0.00% 61.58
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等手術・処置等2なし副傷病なし 35 10.66 9.21 0.00% 75.09 ERCP・EST
食道、胃、十二指腸、小腸、大腸といった消化管と、肝臓、胆道、膵臓、腹膜といった腹腔内蔵器で生じる感染性、炎症性、腫瘍性などあらゆる消化器領域疾患を対象として専門医が診断・治療を行っています。 外科と共同カンファレンスを行い患者さんにとって最適な治療選択を提案しています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130010xx97x2xx 急性白血病あり手術・処置等2:2あり 12 31.92 37.46 0.00% 58.67
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫なし手術・処置等2:4あり 12 18.58 10.66 0.00% 51.75
130030xx99x6xx 非ホジキンリンパ腫なし手術・処置等2:6あり 10 20.10 13.91 0.00% 72.40
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 10 22.1 19.92 0.00% 65.4
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり - - 10.12 - -
血液疾患全般を対応しておりますが、主に白血病や悪性リンパ腫の抗がん剤治療の患者さんが多くなっています。
造血器腫瘍に対して、抗がん剤治療、分子標的治療、放射免疫療法、移植治療といった様々な治療選択肢から最適な治療選択を行い、同時にQuality of lifeも大切に思い治療を行っております。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症なし 18 13.33 13.14 5.56% 77.67
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし - - 10.39 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし - - 20.57 - -
110270xx99x0xx 急速進行性腎炎症候群 手術なし 手術・処置等2なし - - 15.53 - -
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし - - 19.22 - -
検尿異常から腎炎・ネフローゼ症候群、慢性腎臓病まで幅広く対応しています。尿路感染症での緊急入院は多く、単純性および複雑性上部尿路感染症治療に携わっています。透析導入も行い、維持透析は近隣の透析施設へ紹介しますが、合併症治療では主科との併診にて連携し治療を担当しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし 300 17.00 17.35 3.00% 83.95
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし 126 7.91 4.36 0.00% 70.13
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞その他の手術あり手術・処置等1なし手術・処置等2なし副傷病なし 109 13.95 11.87 2.75 72.26
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし 101 21.45 20.57 11.88% 85.73
050210xx97000x 徐脈性不整脈あり手術・処置等1なし手術・処置等2なし副傷病なし 69 13.28 10.24 2.90% 79.14
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)や心不全等のすべての循環器疾患に対して、24時間365日救急搬送受入可能な体制で診療を行っています。緊急カテーテル治療が必要な急性心筋梗塞に対しても迅速な診断、治療が行われています。心不全外来においては患者さんご本人での自己管理手帳「レインボー手帳」を用い、患者さんの病態の情報を近隣の診療所と共有し治療に役立てています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 59 4.88 4.74 0.00% 74.63 ヘルニア根治術(局麻)
ヘルニア根治術(腰麻)
ヘルニア根治術(全麻)
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 6.40 7.11 0.00% 63.62 腹腔鏡下胆嚢摘出術
060241xx97xxxx 痔核 あり 38 2.87 5.52 0.00% 67.76 痔核硬化療法
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31 5.48 5.40 0.00% 47.19
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 27 15.30 15.76 14.81% 73.78
消化器内科と共同カンファレンスを行い診断・治療に携わってます。良悪性を含めた消化器疾患を幅広く受け入れており、症例数としてヘルニアや良性胆嚢疾患が多くなっておりますが、消化器悪性腫瘍の治療も重点的に行っています。手術法に関しては、症例に応じて腹腔鏡による低侵襲手術を積極的に導入しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎手術・処置等2なし 17 16.41 18.42 5.88% 74.88
050130xx9900xx 心不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし 16 12.81 17.35 6.25% 81.94
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患下肢静脈瘤手術等 16 1.94 2.75 0.00% 74.75 下肢静脈瘤手術
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤ステントグラフト内挿術手術・処置等2なし 12 13.58 11.06 0.00% 76.83 ステントグラフト内挿術
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし 10 19.70 20.57 10.00% 86.40
 虚血性心疾患に対しては、循環器内科との連携を密にして、患者さんに応じてカテーテル治療と外科治療を組み合わせ、最適な治療方法を選択しています。弁形成術、弁置換術、冠動脈バイパス術、弓部大動脈置換術、ステントグラフト手術、下肢静脈に対する血行再建術など心臓血管外科全ての領域に対して外科治療を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術手術・処置等2なし 51 5.80 7.02 0.00% 75.24 経尿道的膀胱悪性腫瘍切除術
11012xxx020x0x 上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術手術・処置等1なし副傷病なし 31 5.48 5.56 0.00% 67.77 経尿道的尿路結石除去術
110080xx9905xx 前立腺の悪性腫瘍なし手術・処置等1なし手術・処置等2:5あり 17 4.29 8.80 0.00% 65.59
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患なし 16 2.44 7.36 0.00% 61.44
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等経尿道的前立腺手術等 13 7.15 8.23 0.00% 76.46 経尿道的前立腺切除術
前立腺や膀胱、上部尿管における悪性腫瘍の治療、手術を積極的に行っています。
また、低侵襲手術にも力を入れており、悪性疾患のみならず尿管結石等良性疾患に対して、経尿道的手術を広く行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術肩、股等 37 28.11 25.32 56.76% 80.73 ハンソンピン・ガンマーネイル
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)なし 28 24.39 19.34 53.57% 84.68
160760xx97xx0x 前腕の骨折あり副傷病なし 16 6.88 4.99 0.00% 59.19
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 - - 23.02 - - TKA
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折あり副傷病なし - - 5.99 - -
大腿骨骨折の手術と、胸腰椎の骨折の治療が多くなっています。これらの患者さんは当院での急性期治療が終われば、慢性期・回復期を担当する医療機関に連携して転院していただくように努めています。在院日数が長い点、転院率が高い点はこのような治療の流れを示しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患あり 171 5.00 4.83 0.00% 75.84 白内障(4泊5日)
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患あり 114 2.08 2.71 0.88% 73.47 白内障(2泊3日)
020350xx99x1xx 脈絡膜の疾患なし手術・処置等2:あり 33 1.24 2.49 0.00% 72.00 硝子体内注射
020210xx99x1xx 網膜血管閉塞症なし手術・処置等2:あり 31 1.06 2.38 0.00% 76.81 硝子体内注射
020180xx99x2xx 糖尿病性増殖性網膜症なし手術・処置等2:2あり 28 1.07 2.49 0.00% 65.79 硝子体内注射
眼科では、白内障が最も多く入院患者さんの76%を占めています。 網膜疾患に対する注射による治療を日帰り入院で行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 47 - 19 72 - 14 1 6,7,8
大腸癌 26 26 49 53 23 14 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - 13 1 7,8
肝癌 - - - 11 - 13 1 7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
内視鏡手術、腹腔鏡的治療、外科手術、抗がん剤治療などを患者さんに合わせた治療を選択し、総合的な医療を提供しています。胃癌、大腸癌でstageⅠ、 stageⅡで手術を行う症例が多く、stageⅢ・stageⅣでは内科的治療(化学療法)を行っています。看護師や薬剤師が化学療法の副作用等に対し患者さんに寄り添い心身両面をサポートできるように努めています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 11.63 64.75
中等症 142 14.26 81.90
重症 11 10.27 87.82
超重症 - - -
不明 - - -
肺炎は軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院での加療となる場合が多い疾患です。
当院での市中肺炎の重症度別患者数は、中等症の患者数が142名と多くなっています。要因としては、平均年齢が高い評価項目の1つにあげられるため、高齢化によるものと考えられます。重症度が増すにつれ在院日数ものびる傾向にあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 82 13.84 77.40 10.67%
その他 68 8.44 74.07 1.33%
当院は内科系ER(救急医療)を行っており、意識消失やめまいを主訴とする患者さんを受け入れて精査した結果、脳梗塞と診断する場合があります。対応できる限りで治療を行いますが脳血管系の診療科がないことから、専門的な治療が必要な場合は専門病院への転院となることがあります。またできるだけ早い段階でリハビリテーションを開始し、転院・退院に繋がるように努めております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 14 26.43 13.14 42.86% 82.00
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
内科における手術は、例年と同じ傾向で中心静脈注射用植込型カテーテル設置術が最も多くなっています。転院の調整および在宅医療への切替等で時間を要し、平均在院日数が長くなっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 595 0.22 1.16 0.00% 69.15 ポリペク(1泊2日)
ポリペク(2泊3日)
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 77 2.45 12.91 1.30% 77.25 ERCP・EST
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 36 1.56 8.33 0.00% 73.33 上部EMR
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 34 1.03 1.65 0.00% 66.47 ポリペク(1泊2日)
ポリペク(2泊3日)
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 21 4.67 17.33 0.00% 72.90
消化器内科では内視鏡で行う手術が上位を占めています。
内視鏡で切除するポリープの大きさによって分類が分かれているため、別に集計されています。
早期胃癌に対する胃粘膜下層剥離術も早期治療として積極的に行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 159 3.99 6.84 3.14% 70.51
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 94 0.00 14.11 2.13% 71.05
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 44 6.05 8.75 4.55% 77.70 ペースメーカー植込み術
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 32 0.59 13.06 3.13% 74.16
K597-2 ペースメーカー交換術 23 2.00 7.74 4.35% 78.96 ペースメーカー電池交換
循環器内科では、疾患によって分類されていますが、経皮的冠動脈ステント留置術が多く280件以上実施しています。心臓の血管(冠動脈)に金属でできたステントを留置し血流の回復を図る手術です。
当院は循環器の救急告示病院であり、急性心筋梗塞の患者さんが救急で搬入されることが多く、搬入後すぐに手術になることから平均術前日数が0日となっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 2.25 5.31 1.00% 66.43 腹腔鏡下胆嚢摘出術
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術(両側) 36 1.17 2.61 0.00% 70.14
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 33 5.52 10.42 9.09% 74.06
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 30 0.73 3.77 0.00% 47.20
K7432 痔核手術(脱肛を含む) 硬化療法(四段階注射法によるもの) 27 0.04 1.19 0.00% 71.00 痔核硬化療法
外科の手術件数は腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多くなっています。
積極的に低侵襲な腹腔鏡下手術を取り入れており、手術に対する患者さんの負担をできるだけ小さくするように努めております。
また、痔核の手術は、痔核全体の約9割を四段階注射法で行っており、一泊二日の入院となっています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6171 下肢静脈瘤手術 抜去切除術 16 0.00 0.94 0.00% 75.44 下肢静脈瘤手術
K5612ロ ステンドクラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 10 5.10 13.10 0.00% 75.40 ステントグラフト内挿術
K5551 弁置換術 1弁のもの - - - - - 弁置換術
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの - - - - -
K5541 弁形成術 1弁のもの - - - - -
弁形成術、弁置換術、冠動脈バイパス術、弓部大動脈置換術、ステントグラフト手術、下肢静脈に対する血行再建術など心臓血管外科全ての領域に対して外科治療を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 55 1.84 3.71 0.00% 75.87 経尿道的膀胱悪性腫瘍切除術
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 24 0.50 7.96 4.17% 74.88
K7812 経尿道的尿路結石除去術 その他のもの 23 2.26 2.87 0.00% 68.52 経尿道的尿路結石除去術
K841-5 経尿道的前立腺核出術 14 1.93 5.21 0.00% 77.14 経尿道的前立腺切除術
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 12 2.92 6.92 0.00% 73.58
泌尿器科は、膀胱、上部尿管における悪性腫瘍の治療、手術を積極的に行っています。また低侵襲手術にも力を入れており、悪性疾患のみならず尿路結石等の良性疾患に対しても、経尿道的手術を広く行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 33 4.24 23.15 54.55% 81.42 ハンソンピン・ガンマーネイル
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 17 2.41 10.35 5.88% 60.94
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 14 1.07 25.36 0.00% 71.93 TKA
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術 前腕、下腿 10 1.20 2.00 0.00% 55.50
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 10 7.00 22.50 40.00% 74.90
人工関節置換術および人工骨頭挿入術は、股関節に対しての症例が多くなっています。この部位は一般高齢女性に多いと言われており、当院でも患者さんの平均年齢が高くなっています。術後にリハビリテーションを行い回復を図るため、手術後日数が長くなっています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 287 0.84 2.00 0.35% 74.91 白内障(2泊3日)
K2682 緑内障手術 流出路再建術 - - - - -
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの - - - - -
K252 角膜・強膜異物除去術 - - - - -
K2822 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合 - - - - -
眼科の手術件数は白内障に対する水晶体再建術が最も多く、全体の約9割を占めています。
眼内レンズは、通常の単焦点眼内レンズ(乱視矯正含む)、低加入度数分節型眼内レンズ(遠方+中間距離)、多焦点眼内レンズ(遠方+中間+近距離)すべて取り扱いが可能です。なお、多焦点眼内レンズは2020年4月から先進医療対象から除外され選定療養(保険診療+保険外診療)での対応になります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 116 1.62%
異なる 49 0.69%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 24 0.34%
異なる - -
【播種性血管内凝固症候群】
本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序におこる症候群です。
早期診断と早期治療が求められる重篤な状態です。入院後に発症される場合が多く、感染症が重症化するケースや基礎疾患に影響していることが多いと考えられます。

【敗血症】
病原体が全体へ波及したもので非常に重篤な状態です。未治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る疾患です。高齢の患者さんが肺炎や腎盂腎炎などの感染症を重篤化し発症する症例が多いです。また術後や悪性腫瘍で化学療法によって免疫力が低下して合併する場合もあります。治療には、人工呼吸器、持続緩徐式血液濾過、吸着式血液浄化法など集中治療が必要になることがあります。

【真菌症】
真菌(カビ)が種々の臓器に定着することに起因する感染症です。

【手術・処置の合併症】
手術や処置などにより一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などがあげられますが、合併症はどの術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。
当院では、ペースメーカーの電池交換手術や透析のためのシャント狭窄や術後感染がこの中に含まれます。
更新履歴
2022.09.30